咳が止まらない?それ、こんな原因があるかも!

医療

咳が続くと、日常生活にも影響が出ますよね。でも、その原因は一体何なのでしょうか?ここでは、咳が続く可能性のある主な原因をいくつかご紹介します。

  1. 風邪や感染症: 風邪を引いた後でも、咳だけが残ることがあります。これは一般的な現象で、心配する必要はありません。
  2. 咳喘息: 咳が長引く一番の原因は「咳喘息」です。これは、気管支が過敏に反応して咳を引き起こす病気です。炎症を抑えるた
  3. 副鼻腔炎: 鼻の奥の副鼻腔という部分が炎症を起こすと、咳が出ることがあります。
  4. 非喘息性好酸球性気管支炎(NAEB): これは、ぜんそくのような喘鳴(ぜんめい)を伴わない、慢性的な咳が主な症状の病気です。
  5. 胃食道逆流症 (GERD): 胃の中の液体が食道に逆流すると、喉に刺激を与えて咳を引き起こすことがあります。
  6. 感染後咳そう: 一般的な風邪ではなく、マイコプラズマ肺炎やクラミジア肺炎、百日ぜきに感染後に、咳がながく続くことがあります。
  7. 喉頭アレルギー:花粉や微粒子へのアレルギーで起きたりします。また、寒冷差などによっても引き起こされることもあります。
  8. 間質性肺炎:薬剤によって肺で炎症がおこって、咳が続くことがありますので注意が必要です。薬剤によって引き起こしやすいものもありますので、かかりつけの医療機関等にたずねてみましょう。

他にも、誤嚥による咳、精神的なものによる咳など、さまざまな原因が考えられます。

一般的には、上に書いたように風邪によるものが多く、市販の咳止めや漢方薬を服用して症状が治まることが多いでしょう。しかし、風邪もこじらせてしまうと肺炎と移行し、入院が必要となることがありますので、早めの医療機関の受診が必要です。

横になると咳が出て眠れないなどの症状がある場合は特に注意が必要で、肺炎になっている可能性があります。肺炎になってしまうと咳き止めの薬は効きません。

痰の検査などにより抗生剤の服用が必要なことがあります。細菌による肺炎であれば、抗生剤により症状はよくなっていきます。飲み始めて4~5時間で効果がみられ症状が改善していくこともあります。

一方、ウイルス感染であれば、抗生剤は無効で十分な休養と水分摂取・栄養補給が一番の薬となります。基礎疾患がある方などは入院が必要なこともあります。

咳が続くときは、まずは自分の体調をしっかりとチェックし、必要であれば医療機関に相談しましょう。健康な毎日を送るために、自分の体を大切にしましょう!

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